前回、療育センターの診察にてドクターから自閉症スペクトラムの診断を受けた娘。
覚悟はしていたものの、正式に診断名がついたことにショックを受けしばらく落ち込む日々でした。
しかし、いつまでも落ち込んでるわけにはいきません。
診断名がつこうが娘は何も変わらないいつもの元気な娘なのです。
一緒に過ごす日常は何も変わらないのです。
診断がついたことにより、やらなければいけない事が明確になり、進む道がはっきりしました。
それに、自分だけではなく一緒に娘の成長を見守りサポートしてくださる人の存在ができたのです。これは本当にありがたい事でした。
まずは娘が今どのような発達段階にいるのか?数値で表すことができる検査(田中ビネー)を受ける日が来たのです。
迎える当日。
特に何も準備はせずいつも通りに療育センターに到着し受付を済ませ待合室で待っていると、担当心理士さんが笑顔で到着し娘を迎えに来てくれました。
一通り挨拶をしてから、娘にカードを手渡します。
イラストの描いたカードで、この部屋を探しに行こうと誘うのです。
目から鱗が落ちるとはこの事で、ただ行くよ!と言ってもついて行く訳ないよなぁ、工夫が必要だよなぁと感心するのでした。
娘も喜んでついて行きます。
自発的に行けるように、その気にさせないとダメなのですね。
本来なら別室に待機して様子をみることはできないのですが、初回であることと年齢が小さいことも考慮し、同室の離れた場所で待機させてもらえることになりました。
娘よりも私の方がドキドキしていました。
心理士さんも、手順やルールはもちろんあるので、厳格なのですが遊びの延長みたいな感じで進めてくださるので娘も飽きずに取り組んでいました。
詳しい内容は記入できないのですが、手先を使うものや物事をどこまで理解しているのかなど通過、不通過の判定をし、その年齢によっての発達段階を数値化していくようでした。
その様子を見ながら、娘がイスに座って検査を受けられていることにものすごく感動したのを覚えています。
そして私には結構できているように見えたのです!
しかし、次回心理士さんから結果を聞く時に私にとっては衝撃の事実が判明するのでした。